簡単にできる動作分析トレーニング
こんにちは、ひろかずです。
動作分析に関連する書籍は数多くあり、「難しいな…」と感じている方も多いのではないでしょうか。
動作分析の本質は「ヒトの身体の動きを知ること」だと思います。
簡単にできる動作分析のトレーニングは、動きを真似する(模倣する)ことです。
真似ができたら▷専門用語に変換
これでOKです。今すぐにトレーニングできますよね。
真似はできるけど、言語化できない
いきなり専門用語で表現するのは難しいですよね。
「動きの真似はできる」けど、「言語化が難しい」「どう表現していいかわからない」という方、意外に多いのではないでしょうか。
「専門用語に変換」する作業は、適切な用語を選択して、第三者に伝わるように表現することです。
ここでつまずいている方は、教科書や論文等から自分が伝えたいことを表すキーワードを見つけることが大切です。
動きの真似がしっかりとできたら、専門用語の表現の引き出しを増やしていきましょう。
「真似ができていない」という方は、もう一度動きをしっかり確認しましょう。
自分が動作分析のどこでつまずいているかを知ることが大切です。
いつでも、どこでも、だれでも真似しよう
休日、駅に行って歩くヒトを観察してみましょう。
(ポイントは怪しまれない程度に)
過去に僕はやってみました(怪しまれない程度に)。
すると気づくのは、
・非対称や不安定な歩きの人
・荷物を持ち身体を傾けている人
・転ぶ危険がありそうな人
健康な人の動きを観察すると、一人ひとり全く同じ動きの方はいません。
正常運動にも幅があって、一人ひとり特徴的です。
「病気や疾病がない方は、きれいに左右対称で歩いている」っというのは固定観念であることに気づかされます。
身近な人の動きを真似してみて、「どうしてこんな動きなのかな?」と考えてみることは、すぐできるトレーニングです。
真似する=筋緊張・支持基底面・バランス
専門的に考えると真似することの中身は
・姿勢
・筋緊張
・支持基底面
・バランス
この4つを知覚することと考えます。
例えば、立位姿勢で、骨盤をできるだけ右回旋してみてください。
右足部は軽度内反し、支持基底面は足底の外側優位となります。
右股関節内転筋の筋緊張は高くなります。
その中で、重心移動をするとどのようなバランス戦略を選択するかを感じることができます。
健常人における正常運動範囲を理解すると、病気や疾病がある方の動きを分析するときに役立ちます。
デバイスによる客観的評価
最近は、筋電図や動作解析装置など、客観的評価ができますよね。
「真似なんかいいから、しっかり客観的評価で表わしたほうがいい」
という考えもあるかと思います。
僕はこの考えは、経験者向けかなと感じます。
・得られるデータは何を示しているか
・得られるデータをどう解釈するか
・結果、何が言えるか
ここらへんが、考えられないと有益なデータにはならないのかなと感じます。
誤解がないように伝えますが、客観的評価は意味がないと言っているわけではありません。
むしろ積極的に活用し、多方向から考えるべきだと思います。
ただ、動作分析の経験が少ない時期は、難解な解釈でつまずくより、もっと簡単なことからできることがあるんじゃない?ってことです。
まとめ
簡単にできる動作分析トレーニングについて書きました。
「動作分析」と聞くと、すぐに専門用語で「〇〇関節が□□です」となることが多いですが、もっと簡単に考えていいと思います。
動きを真似する▷専門用語に変換
難しく考える前に、先入観をもたず、動きを真似するのが大切かと思います。
以上になります。
最後まで読んでいただきありがとうございました。