動作分析が苦手ならビデオ撮ろう
こんにちは、ひろかずです。
「僕は動作分析が得意です」と自信を持っている方は今回の記事はスルーしてOKです。
反対に苦手意識を持っている方
・教科書を読んでも難しいと感じる
・ポイントがつかめない
・客観的に考えるのが苦手
このようなときは、まずはビデオを撮ってみましょう。
なぜビデオを撮るか
必ずクライエントの同意を得て撮影します。
個人情報の管理も厳重に、安全への配慮も忘れずに(言うまでもないですが念の為…)
では、なぜビデオを撮るか。
ビデオを撮ることによって、客観的に動作を(何度でも)観察することができます。
例えば、転倒の危険性があるケース。
普段の臨床業務では、転倒リスクに配慮し動作を分析することになります。
セラピストはクライエントの近い距離に位置します。
そのため、動作の全体像は把握しにくいです。
定点ビデオで撮影すれば、全体像を観察することができます。
ビデオの撮影のポイント
なるべく全身が映るように撮影します。
撮影する動作はケースにより様々です。
歩行、立ち上がり動作、起居動作、移乗動作、寝返り…
これら動作を撮影するとき、
前額面と矢状面の両面を撮影すること
ここはポイントです。
動画を撮ったら模倣してみよう
これは結構大事かと思います。
模倣してみると意外に難しかったりします。
動作を模倣することは、
・姿勢
・支持基底面
・筋緊張
を自分の身体で体感することになります。
しっかり模倣できたら
「なぜそうしているのか?」
と考えていましょう。これが分析です。
クライエントの模倣ができる=動作分析の精度が上がっている
と考えてOKです。
撮影に必要なもの
最低限の撮影に必要なものは3つです。
・ビデオ
・三脚
・SDカード(記録メディア)
施設の撮影環境が整っていれば使っていきましょう。
「施設に機材がありません…」という方には参考までに
・ビデオ
これくらいのスペックであれば、症例発表とかでも問題ないレベルです。
・三脚
ビデオに使うなら倒れないように安定性のあるタイプを使います。
スマホを使用するのであればこちらで十分。(SDカードは割愛します。)
まとめ
動作分析が苦手ならビデオを撮ってみましょう。
苦手意識はトレーニングで克服できます。
ビデオは評価ツールの一つです。
便利なものは積極的に活用して臨床へ還元していきましょう。
以上になります。
最後まで読んでいただきありがとうございました。