【リハビリ】症例発表のテンプレート

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【リハビリ】症例発表スライド

こんにちは、ひろかずです。

みなさんは、症例発表をしたことがありますか?

若手の方々は、「まだ一度もしたことがない…」という方も多いかと思います。

自分の担当するケースをまとめ発表する=症例発表

ですが、これがなかなか簡単なようで難しい。

難しい理由は、「自分の発表スタイルがないだけ」です。

発表スタイルの構成がわかれば、簡単です。

今回は、症例発表のテンプレートを提示していきます。

症例発表の構成

今回はパワポでの発表を想定します。

スライド構成がある程度決まっていれば、あとはケースごとにオリジナリティを出すだけです。

 

【スライド構成】

・はじめに
・症例情報
・画像所見
・セラピスト評価
・主要問題点
・主要問題点と仮説
・治療(仮説検証)
・結果
・考察
・まとめ

 

では、各スライドどのようなことを記載するかを提示していきます。

1.タイトル

発表する学会名、所属と名前、発表タイトルが記載されていればOKです。

2.はじめに

例文をざっくりと記載しています。

「はじめに」は、「これから発表する内容はここがポイントですよ」というのが伝わればOKです。

キーワード(3つくらい)があると、参加者の着目するポイントが絞られて良いかもしれません。(なくても大丈夫)

3.症例情報

基本情報と医学的情報を伝えましょう。

4.画像所見

脳卒中ケースの場合、病変部位が伝わりやすい画像を選びましょう。

複数スライスを提示できればなお良いです。

5.セラピスト評価

伝えたい内容にあわせて、必要な情報を選びましょう。

6.主要問題点

ここが一番大事なスライドかと思います。

・症例の特徴的な現象
・セラピストが着目した動作
・症例が一番困っていること

があがります。

例えば、転ぶ危険があるシーン、痛みがでるシーンなど。

できれば、動画や静止画で伝えられると良いです。

あと、ここで大切「主観を入れないこと」です。

できるだけ「客観的に伝えること」がポイントです。

7.主要問題点と仮説

問題点が絞れたら、次に仮説です。

ここで発表者の考え(主観)を伝えます。

こちらは、治療につながる情報を伝えられたら良いです。

8.治療(仮説検証)

治療=主要問題点の仮説の検証作業です。

「どのように優先順位を考えて、アプローチを進めたか」が伝えられると良いです。

9.結果

ここも主観は入れません。

治療の結果、どのような変化があったかが伝えられると良いです。

「セラピスト評価」とリンクすると変化点がわかりやすいかと思います。

静止画や動画で伝えるのもありです。

10.考察

結果に対する考えです。

11.まとめ

最後にもう一度ダイジェスト的にまとめます。(なくてもいいかと思います)

 

まとめ

「症例発表しなければならないけど、まとめ方がわからない…」というセラピスト向けにテンプレートを提示してみました。

 

構成は一つの例ですので、内容が伝わりやすいように順番を変えてもOKです。

 

慣れてきたらオリジナリティを加えて、より良い構成に更新していけるといいと思います。

 

以上になります。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

少しでも明日の臨床へつながれば幸いです。

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