脳卒中のサインを覚えて家族に伝えましょう

Idea

担当していた患者さんの言葉

こんにちは、ひろかずです。

 

 

先日、私が担当していた患者さんと会う機会がありました。

 

 

そこで、

「わかってはいたけど、やっぱり家に帰ると大変だね」

患者さんは、家族の介護を受けて生活されています。

退院後の生活の心境を話してくれました。

 

 

 

さらに、

「こんなことなら、調子悪くなったときに早く病院いけばよかった…」

とも言っていました。

 

 

 

聞くと、

・食事のとき箸が持ちづらかった

・いつもより調子が悪かった

など症状があったのですが、とりあえず様子を見て我慢したとのことでした。

発症時の状況を振り返りとても後悔されていました。

 

 

 

最後に、

「家族にもしっかり教えてあげてね」

との言葉を伝えられ、別れました。

脳卒中のサインを覚えて家族に伝えましょう

Face(顔面の垂れ下がり):顔の一部で、通常は片側だけで、垂れ下がっていて動きにくい部分です。 これは、曲がった笑顔で認識できます。
Arm(腕の脱力):腕を完全に上げることができない、または何かを保持したり、誰かの手を握ったりすることができない。
Speach(発話の難しさ):「空は青い」などの基本的な文章でさえ、発話を理解または生成できない、不明瞭な発話、または繰り返すのが難しい。
Time(時間):上記の症状のいずれかが示されている場合は、時間が重要です。 救急隊に電話し、すぐに病院に行きます。

引用:「FAST(stroke)」from wikipedia

 

「FAST」は、脳卒中の早期発見と初期対応のために開発されています。

 

 

療法士であれば、知っている知識かと思います。

 

 

でも一般の方はどうでしょうか?

 

 

まずは身近な家族に「知ってる?」と、聞いてみてください。

 

 

意外に知らないケースが多いのではないでしょうか。

 

 

知らなければ、まずは一番身近な家族からしっかり伝えていきましょう。

「知識」だけではなく「行動」にうつせるか

家族に伝えるときは、一緒に暮らす全員に伝えることが重要かと思います。

 

 

脳卒中になった本人は、(初発であれば)はじめての経験です。

「何がなんだかわからない」

「説明できない(状況)」

ときには混乱するかもしれませんし、恐怖を感じるかもしれません。

本人は、どうしていいのかわからない状況であることが予想されます。

 

 

いち早く異変に気付けるのは、普段一緒に暮らす家族です。

 

 

発見したときは、焦らず直ぐに行動できるように伝えておくのが大切です。

まとめ

「脳卒中」は、予防が大切なのは言うまでもないですが

早期発見と初期対応は、その後の人生を大きく左右します。

 

 

まずは、一番身近な人達からその重要性を伝えていくことが大切かと思います。

 

 

この記事を書くきっかけを与えてくれた患者さんに感謝します。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

References

1.「FAST(stroke)」from wikipedia

 

 

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