クリニカルリーズニングを学ぶ
こんにちは、ひろかずです。
クリニカルリーズニング(臨床推論)は、セラピストにとって説明不要で大切なキーワードですよね。
「クリニカルリーズニング」「本」で検索すると、セラピスト向けの教科書がたくさんあります。疾患や専門領域でいろいろとでてきます。
領域を問わずに、最重要なのは「意思決定」と考えます。
意思決定は、セラピストの思考に依存しているため、自分自身の思考について学ぶことが重要だと思います。
セラピストの意思決定
セラピストの意思決定について考えてみます。
例えば複数セラピストで、同じクライエントを観察分析します。
問題点を一斉に挙げてみます。
皆が全く同じ意見になりますか?
同じになることは少ないのではないでしょうか。
ここでいう「問題点」とは、セラピー介入が必要と考えた(意思決定した)点です。
セラピー効果につながる意思決定をできることがベストですよね。
自分の思考のクセやパターンをセルフチェックできるといいかと思います。
セミナー参加すると成長する?
最初に言っておきますが、セミナー参加することは否定しません。むしろたくさん参加したほうが良いと思います。
ここで言いたいのは、「参加するだけでは成長しない」という話です。(実体験です)
セミナー参加後、
・セミナーで学んだ技術を実践する(適応にあわせて)
・セラピー効果があがる(ような気になる)
・今までできなかったリーズニングができた
こんな経験はあるのではないでしょうか。
しばらくすると自分の思考パターンに戻ってしまうということが、僕はよくありました。
「セミナー参加して本当に身になっているのか?」って感じです。
学んだ経験を一時的なものにしないためにはどうすればよいのでしょうか。
セミナーで教わること=講師の思考過程のアウトプット
です。
講師の考えや解釈が添えられた情報を参加者が学ぶことになります。
ここで一歩踏み込み、講師の話の根拠はなにか?どんな情報を重要視しているのか?どんな思考をしているか?と考えてみましょう。
講師のアタマの中(思考過程から意思決定)まで想像する!
ここまでできれば、自己成長につながります。
「意思決定」についての本
セラピスト向けの教科書ではありませんが、「意思決定」についてのおすすめな本です。
セラピストが読むべき教養書って感じです。
多分ですが、有名講師レベルの方ってこういう本も読んでるんでないかなと思います。(セミナーとかでは言わないけど)
僕は教科書読んでもなんかしっくりこないとき、「もっと広い視点で意思決定を考えよう」とこの本から学びました。
まとめ
クリニカルリーズニングで大切なのは「意思決定」です。
臨床実践で意思決定するのはセラピストですし、その意思決定が最適だったかを判断するのはクライエントです。
自分の意思決定について振り返り、批判的・肯定的の両面から考えてみることが大切かと思います。
以上です。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
少しでも明日の臨床につながれば幸いです。