【症例発表】伝えたいメッセージを1つ決めよう

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伝えたいメッセージを1つ決めよう

こんにちは、ひろかずです。

 

症例の発表をまとめるとき

「自分が何を言いたいかわからない…」

経験ないでしょうか?

 

このときの心理って

・すべての情報を伝えたい

・完璧にまとめたい

・自分の頑張りを伝えたい

こんな状況だったりします。

 

いちばん大切なのは、聞き手に言いたいことが伝わることです。

 

欲張りすぎるとうまくいきません。

 

大切なのは、伝えたいメッセージを一つ決める。

 

これだけです。

すべてを伝えることはできない

症例発表に割り当てられる時間は、大体5〜10分です。

 

限られた発表時間ですべてを伝えることは不可能です。

 

なにより、多くの情報を提示されると聞き手は混乱します。

 

繰り返しですが、まずは伝えたいメッセージを決めましょう。

 

次に、伝えるための情報(評価項目)を最小限決める。

 

こんな感じです。

伝えたいメッセージがわからないとき

そもそも「何を伝えたいのかわからない!」という方もいるかもしれません。

 

そんなときは、症例の思いつくことをできるだけたくさん挙げましょう。

 

箇条書きで大丈夫です。

 

とにかくなんでもいいから、挙げれるだけ挙げる。

 

できるだけ広い視点で考えられることを挙げていきましょう。

 

それを一枚のメモにまとめておきます。

 

ここで「3つくらいしか思いつかない…」ってときは、症例のことをあまり考えられていないということです。

例えばですが、

・第一印象は
・性格は
・どんな思いか
・病前の生活は
・大変と感じていることは(いつ、どのように、どれくらい)
・楽にできることは
・容姿は(老けてみえる/若くみえる)
・職業は
・家庭環境は
・経済状況は
・どうなりたいと感じているか

とにかくなんでもいいから挙げれるだけ挙げましょう。

キーワードを3つ決める

思いつくことを挙げたら、キーワードを3つ決めましょう。

 

キーワード3つは、伝えたいメッセージと関連するはずです。

 

3つのキーワードどおしも関連しているはずです。

 

ここまで絞れたら概ね伝えたいメッセージの方向性が言語化できます。

 

まとめに迷ったときは、キーワードに立ち戻ると方向性がズレないです。

キーワードから文献探しもしてみよう

キーワードがきまれば、引用できそうな文献探しもできます。

 

ここで注意は、はじめから文献は探さないほうがいいです。

 

理由は

・文献に書いてあることを自分の意見のように感じてしまう
・答えのように感じてしまう
・視点が狭くなってしまう

こんな状況になりやすいからです。

 

知識は増えますが、結局まとまらず…みたいな感じです。

 

誤解のないようにいいますが、「文献を探してはいけない」といっているわけではありません。

 

探すタイミングは伝えたいメッセージを決めた後、ここがポイントということです。

 

知識に引っ張られすぎないようにしましょう。

まとめ

症例発表のまとめをしていると、自分の思考力や言語化の稚拙さに嫌になることがあります。

 

ただ、それを乗り越えると結構成長できたりします。

振り返るとそうでした。

 

症例発表は1症例を深堀りする作業ですが、その経験は必ず他の症例にも活きます。

 

伝えたいメッセージを1つ決めること、これが大切です。

 

 

 

 

以上です。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

少しでも明日の臨床につながれば幸いです。

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