内反尖足:6つの筋群をチェック

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内反尖足:6つの筋群をチェック

こんにちは、ひろかずです。

 

立っている姿勢は、両側の足底が支持基底面(床面と接する面)となります。

 

脳卒中後、内反尖足を呈しているケースは、足部の外側あるいは前足部の一部と支持基底面が狭くなります。

 

足部が引っかからないよう、全身を使い動作を遂行することで、移動に多くのエネルギーが必要となります。

 

脳卒中後の足部機能を回復させることは
立位や歩行能力の観点から非常に重要と言えます。

 

基本的ですが、内反尖足に関わる6つの筋群を確認していきます。

6つの筋群

内反尖足に関わる6つの筋群です。

・足が突っ張ってしまう

・足の内側が浮いてしまう

・足指が曲がってしまう

どの筋肉が動きを制限しているか?

一つ一つ確認していくといいと思います。

腓腹筋(内・外側頭)、ヒラメ筋

腓腹筋は、内側と外側にわけて確認していけると良いです。

外側に比較し、内側に硬さが強い

筋収縮のアンバランスでねじれが生じている

ヒラメ筋の硬さが著名

ケースはさまざまです。

経過が長くなると、重力に抗することができず、腓腹筋が下方へ偏位している場合もあります。

そのため、筋腱移行部の位置は、適切に筋収縮が起きているかを判断するサインになるかと思います。

後脛骨筋、長指屈筋

これらは深層にあるので、直接触るのは難しいです。

しかし、筋肉の走行を知っていれば、適切に長さを確保する方法も検討できると思います。

足趾が丸まって開かないケースは、足趾を開くような運動をセルフケアで行ってもらうのも良いかと思います。

前脛骨筋、長母趾伸筋

足部の内側アーチが過剰に高くなっているケースは前脛骨筋の長さが短い可能性があります。

 

前脛骨筋は足関節を上げる筋肉ですが、過剰な筋収縮(緩むことができない)は歩行時の蹴り出しの制限につながります。

下腿外旋を呈するケース

内反尖足のケースは、足部と下腿をセットで確認できるといいです。

足部内反尖足+下腿外旋を呈しているケースが非常に多いです。

筋肉の走行を考えると当たり前ですよね。

足部と下腿はセットでみましょう。

まとめ

足が突っ張って立てない、歩けないというケースを担当したら、

・6つの筋群とアライメントのチェック

・足部と下腿はセットで確認

・セルフケアの指導も忘れずに

基本的ですが、このあたりが大切かと思います。

 

 

以上になります。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

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